利根町災害ボランティアセンター運営訓練を実施しました
令和5年11月5日(日)利根町と自主防災組織の連携による防災訓練が行われました。利根町社会福祉協議会では、この訓練に併せて災害ボランティアセンター(災害VC)運営訓練を役場の多目的ホールにて実施しました。
災害VCとは、災害時に設置され、被災された方・被災地を主体としながら支援に駆けつけたボランティアの協力を得て、被災した地域の復興につなげていくことを目的としたものです。被災地での災害ボランティア活動を円滑に進めるための拠点となり、被災された方からの助けて欲しいという声(ニーズ)を集めて、復興支援に駆けつけた災害ボランティアをそのニーズへと結びつける役割があります。
今回の運営訓練は役場職員の方々に参加してもらい、参加者を「運営スタッフ役」・「災害ボランティア役」に分け、実践を想定した訓練を行いました。
先ずは、災害VCの役割について説明しました。
次に、災害ボランティアを災害VCで受け付けから始まり、被災地での活動へと送り出し、活動後に実施した活動報告を受けるという一連の流れについて、それぞれ説明しました。
災害VCには、受付班→マッチング班(災害ボランティアとニーズを結び付ける)→資機材班(活動に必要な資機材の貸出、管理)→車両班(活動現場までの送迎や配車)→活動報告班(災害ボランティアが活動した内容を聞き取る)といった班があります。今回の訓練は上記の一連の流れをロールプレイで行い、役割を交代しながら全部の班の業務を訓練しました。
はじめに災害ボランティアの受付をします。
※オレンジのビブスが災害VCの運営スタッフ役、緑のビブスが災害ボランティア役です。
災害ボランティアをニーズへと結びつけるマッチングを行います。
※マッチングにより、各ニーズごとに対応するため、一緒に活動するボランティアグループが出来上がります。
活動に必要な資機材を貸し出ししてから、車両で活動現場へと向かいます。
※今回は訓練ですので、資機材の絵が描かれているカードを使用しました。
運営スタッフは、活動を終えて災害VCへ戻ってきた災害ボランティアを出迎え、資機材の洗浄と消毒を行います。その日のボランティア活動を報告する場所へと案内します。
一日の活動を終えた災害ボランティアを労い、その日の活動内容について報告を受けます。
訓練後、参加者からは「災害VCについて理解が深まった」という感想があり、充実した訓練となりました。
当会としては、引き続きこういった訓練を通して、災害時の支援体制づくりを進めてまいります。